第11回 小まめにチェックしたい指標チャート(その2)
前回に引き続き、市場全体の動向チェックに役立つ指標チャートをを紹介します。チャート分析は個別銘柄のチャートだけでなく、市場全体の流れをチェックすることも重要です。GC HELLO TRENDMASTERでは多くの指標チャートを見ることができます。今回はその中でも「信用取引関連の指標チャート」を紹介します。

※GC HELLO TRENDMASTERでは信用関連のデータは通常毎週水曜日の更新となります

信用買い残(金額ベース・ハローコード406)
信用取引で買われた株の三市場(東証、大証、名証)の合計金額です(単位100万円)。
信用取引では6カ月以内に決済をしなければいけないというルールがあることから、現在の「買い方」が潜在的な「売り方」になるという側面があります。そのため、信用残の動向は相場の先行きを占う重要なデータです。



貸借倍率(株数・ハローコード405)
信用買い残÷信用売り残で計算されます。一般的には買い残の方が売り残を上回ることが多いので、貸借倍率が2倍台にまで下がると、「売り圧力が大きい」と判断されるようです。



評価損率
三市場買い残金額−(貸借取引融資額+自己融資額+店内食い合い金額)
の計算で求められた「評価損」を元に、評価損÷三市場買い残金額×100という計算で算出した数値です。一般的に20%台は底値圏、10%割れが天井圏、3%割れは警戒圏と言われます。



なお、これらの指標チャートは弊社刊「株価チャートを読み解く基礎講座」(定価2,000円・税別)に詳しい説明がされています。ぜひご一読をお薦めいたします。


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