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ID #1074

質問:PSR(株価売上高倍率)

「PSR」は株価売上高倍率とも呼ばれ、企業の価値を売上高との関係から見た指標で、
企業の時価総額を年間売上高で割ったものをいいます。


PSR(株価売上高倍率)=<時価総額>÷<売上高>

PSRは、売上高と比べて時価総額がどれだけ大きくなっているか測る指標で、
株価が割高か割安か判断するのに使われることがあります。


例えば、成長期待の高い小型株でPSRがきわめて高くなることがあります。売上高がまだ小さいが、
成長に対する期待で投資家がどんどん株を買い上げて行くと、時価総額が大きくなり、PSRも高くなります。
PSRが20倍を超えている銘柄は、株価が割高で売り候補となると考えられます。

PSRが低い業績不振の製造業大型株の場合、先行き業績回復が期待できるならば、買い候補と考えられます。
製造業の大型株で、PSRが0.5倍を割れているものなどを割安として考えます。


 一般にPSRは、売上高が増加することが株主価値の増加につながる可能性のある
「新興成長企業の株価水準の妥当性」を見る際に活用されることが多いです。
例えば、売上高が同等の二社を比較する場合、この倍率が高い銘柄ほど株価は割高と
いうことになります。

総合的な判断をする際には、従来の株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)、
株主資本利益率(ROE)などと併用した方がよいでしょう。

タグ: PSR, 株価売上高倍率

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最終更新: 2018-07-27 13:59
改訂: 1.1

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