第17回 対数目盛りチャートの設定方法
「対数目盛り」とは株価チャートを株価の変化幅ではなく変化率で表示するためのチャートです。

例えば現在株価が1000円のAという銘柄株価が100円のBという銘柄があるとします。
Aの銘柄は1000円→2000円になったとします。この場合、株価の値上り率は2倍です。一方Bの銘柄は100円→300円になったとします。この場合、値上り率は3倍です。言うまでもないですが、Aの銘柄よりBの銘柄に投資をした方がパフォーマンスは良くなります。

ところが、株価チャートは通常「値幅」で表示されています。上記のAとBの銘柄をチャートで見比べるとAの銘柄の値上り幅が1000円なのに対しBの銘柄の値上り幅は200円ですから、一見するとAの銘柄の方が上げているように見えてしまうわけです。

このような株価チャートの欠点を補うために考えられたのが「対数目盛りチャート」です。対数目盛りチャートは通常「株価の変化幅」で表示しているチャートを「株価の変化率」で表示するためのチャートということになります。



対数目盛りの設定方法
(1)「対数目盛りチャート」に設定を変えたいチャートを選択します。ウィンドウから選択します。なお、001番の基本チャートは設定を変えることができないので、選ばないでください。例では002番の「基本チャート(背景白)」を選択しました。



(2)「ツール」→「画面設定」をクリックします。



(3)「チャート画面設定」ウィンドウが開きます。基本チャート(背景白)が選択されて白抜きの文字になっていることを確認したら、「チャート内容」のタブをクリックします。



(4)右下にあるボタンの中から「追加」をクリックします。



(5)チャート指標設定のウィンドウが表示されますので、16番の「対数目盛」を選択します。



(6)対数目盛が選択されたら、次に倍率の欄に数字を入力します。例では40倍と入力しました。倍率の入力が終わったら「追加」ボタンをクリックします。



(7)チャート画面の方に「対数目盛」が加わったのを確認したら、チャート指標設定ウィンドウ側の「完了」ボタンをクリックします。



(8)チャート画面設定ウィンドウの「設定完了」をクリックします。



(9)チャートが対数目盛り表示に変わります。






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